ムカイ ナオキ
  向井 直樹
   所属   体育学部体育学科 体育理論(医学を含む)
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2026/01
形態種別 日本学術会議協力学術研究団体学会誌に掲載された論文
査読 査読あり
標題 茨城県内陸上競技大会における傷病調査~COVID-19 流行前後の比較~
執筆形態 共著
掲載誌名 日本臨床スポーツ医学会誌
掲載区分国内
出版社・発行元 一般社団法人 日本臨床スポーツ医学会
巻・号・頁 34(1),23-27頁
担当範囲 検証、可視化、執筆・推敲
担当区分 最終著者
著者・共著者 松浦智史,小川 健,長澤圭吾,田中健太,蒲原一之,鎌田浩史,向井直樹
概要 1988 年より茨城県内の陸上競技大会救護活動を開始し,競技会の数は年々増加している.一方,新型コロナウイルス感染症(以下 COVID-19)の流行は競技会開催に影響を与えた.COVID-19 の流行前後での傷病発生の実態と傾向の違いについて調査した.
県内で開催された陸上競技大会 98 大会の計 590 件を対象に 1 大会あたりの受診者数,男女比,疾患内容,診断,競技種目別の比率,重症度を調査し COVID-19 流行前と流行後に分けてサブ解析を行った.1大会あたり受診者数(p=0.21),男女比(p=0.41)に有意差はなかった.外科疾患の割合が流行前は全体の 75.3% を占めたが,流行後は 81.3% であった(p=0.07).流行前後ともに肉ばなれ,擦過傷が上位を占めた.内科疾患は熱中症が最多で流行前で 29.4% を,流行後で 57.6% を占めた.
本研究では COVID-19 流行後の外科疾患の比率はより高い傾向にあったが,外科疾患の増加と内科疾患の減少が加わり,内科疾患の減少は体調管理シートの提出が関係している可能性がある.内科疾患は熱中症が最多で流行後により比率が高い傾向にあった.地球温暖化や COVID-19 流行後は十分に暑熱順化ができていなかったことに加え,日常的にマスクを着用することも影響している可能性がある.これらを念頭に置いて救護活動にあたるべきである.